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クラウス・リーゼンフーバー『中世における自由と超越』

クラウス・リーゼンフーバー『中世における自由と超越』を、
いろいろな事情があって読もうかなと考えています。

ちなみに、翻訳者は酒井一郎、高尾由子らとなっていますね。
上智大学の関係者の方なのかな? 良く知りませんけど。

創文社から1998年に発売されており、611ページになるそうです。

結構な大著ですね。
(私の中ではいかにも『ドイツ人的』な、浩瀚なモノグラフィーという印象w)

しかし、丁寧に文献をさらっていく姿勢には、
日本人研究者もぜひ見習って欲しいくらいです、本当に。


目次はこちら。


第一部 自由とその世界
 第一章 『神国論』におけるアウグスティヌスの歴史理解――歴史を形成する自由
 第二章 自由と恩寵――初期スコラ学の自由理解
 第三章 自由選択の本質と課題――トマス・アクィナスから近世初期にいたるまでの自由観
 第四章 中世の自然観――自然観と自由論の対応関係
 第五章 中世における技術の哲学的・神学的理解――自由の生産性
 第六章 人間の尊厳とペルソナ概念の発展――自由の担い手

第二部 意志と善
 第七章 中世における善の概念
 第八章 中世における悪の概念
 第九章 トマス・アクィナスにおける善と精神
 第十章 トマス・アクィナスにおける善の認識
 第十一章 トマス・アクィナスにおける愛の理論
 第十二章 自由行為の多次元性
  補遺 トマス・アクィナスの晩年の自由論

第三部 精神と超越
 第十三章 経験と超越――アリストテレス・西田幾多郎・偽ディオニュシオスにおける経験の構造
 第十四章 存在への精神の自己超越――カンタベリのアンセルムスの『プロスロギオン』第二章にそくして
 第十五章 分有による精神の開き――トマス・アクィナスの精神論をめぐって
 第十六章 分有と存在理解――トマス・アクィナスの形而上学において
 第十七章 神認識の構造――トマス・アクィナスの神名論において
 第十八章 神秘主義としての精神論――マイスター・エックハルトの思想の根本構造
 第十九章 無知の知――クザーヌスの『隠れたる神についての対話』において
あとがき


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