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恋愛に対する男女の価値観の相違について

恋愛に対する男女の価値観の相違について、男性はロマンチストで感情的に結婚を持ち出すが、女性は恋愛と結婚を分けて考えられるリアリストだ、などという話をもっともらしくする人がいます。単にお前の交友関係が貧しいだけなのに過度の一般化をするなと言いたくなるのですが、なぜかこれに納得する人もいるようです。

でも普通に考えて、この話をする人(特に男性)は結婚したがる人か既婚者だけです。合理的に考えれば現在の社会の多くの男性にとって結婚にはメリットがないからです。つまり感情的に決断する以外に結婚を肯定する理由はないのです。

だから最初の区別は、男女の価値観についての違いというよりも、現在の社会環境によって構造的に生み出されている標本の偏りにすぎません。それは生物学的な性の問題ではなくジェンダー的な問題です。

あるいはこうも言えます。現在の社会環境において、女性にはロマン以外に提供できるものがないから、男性はロマンだけを根拠に結婚を選択する。つまり男性も本質的にリアリストなのです。

事実、かつての日本のような社会構造ならば、女性の魅力は「家事ができる」こと、すなわち提供できるメリットで合理的に判断されていたではありませんか。そこにロマンなどありません。少数派です。

男女の価値観の違いをさも社会構造から自由な本質的相違であるかのように語る人は、自らの頭の悪さを告白しているようなものです。我々はしばしば極端なことを話の流れで主張しがちですが、注意しなければこういう矛盾した態度を結果的にとってしまうかもしれません。そういう恥ずかしい真似はしないようにしたいものですね。


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