帝銀事件は、現在の三井住友銀行にあたる帝国銀行椎名町支店で発生した毒物殺人事件です。
GHQ占領下で起こった昭和を代表する大事件であり、真相が今もって判然としないことや、平塚八兵衛という名刑事がかかわっていたこと、そして平沢貞通が犯人として有罪死刑判決を受けたものの、状況的に冤罪の可能性が高く、歴代法務大臣も冤罪だと考えたらしく死刑を執行できなかったことなどから、3億円事件並みの知名度といってもいいです。
実は、この事件に言及している金田一耕助シリーズの作品があります。
『悪魔がきたりて笛を吹く』ですね。
これは間違いなく横溝正史の傑作の一つですから、ぜひ読んでおくべきです。
帝銀事件